会社側で準備するもの
- 雇用契約書
- 労働条件通知書
- 会社概要資料
- 納税関係資料
- 支援計画関係資料
ケース別ガイド
国内在住の外国人を特定技能で採用する場合は、海外採用と比べて入社までの期間を短くしやすく、候補者の日本語力や現場適応を直接確認できます。一方で、候補者を見つけること自体が最初のハードルになります。
候補者がすでにいる場合は「最初に確認すること」から読み進めてください。
Channels
4つのチャネルから、自社の状況に合うものを選んでください。複数を併用するのも一般的です。
外国人採用に特化した人材紹介会社に、候補者の紹介を依頼するルートです。候補者の選定、在留資格の事前確認、面接調整まで紹介会社が担うため、自社に外国人採用の経験がなくても進めやすいのが特徴です。
仕組み
コスト
向いているケース
選び方のポイント
注意点
外国人向けの求人サイトや求人プラットフォームに求人を直接掲載するルートです。紹介会社を通さないため、コストを抑えやすい反面、候補者のスクリーニングは自社で行う必要があります。
仕組み
コスト
向いているケース
選び方のポイント
注意点
ハローワークの外国人雇用サービスセンターや、外国人向けの相談窓口を利用するルートです。費用がかからず、雇用に関する相談も受けられます。
仕組み
コスト
向いているケース
利用時のポイント
注意点
すでに在籍している外国人社員からの紹介や、取引先、業界のつながりを通じて候補者を見つけるルートです。
仕組み
コスト
向いているケース
注意点
Screening
初回面談までに「特定技能で採用できる前提が成り立つか」を粗く判断します。正式な確認はフェーズ2で行います。
現在の在留資格
特定技能への変更が認められる在留資格か。「短期滞在」など変更申請ができない在留資格もある
在留期限
残り期間が極端に短いと、書類準備と審査が間に合わないリスクがある。目安として残り3か月未満は急ぎ対応
試験合格状況
特定技能評価試験と日本語試験(日本語能力試験N4以上、または国際交流基金日本語基礎テスト合格)を確認する
分野・業務区分
自社の業務が特定技能の対象分野・業務区分に入っているか。候補者の合格分野と一致しているか
就労意向と条件
勤務地、給与、勤務時間、仕事内容などの基本条件が折り合うか
この段階で明らかに前提が成り立たない候補者がいたら、無理に進めるより別の候補者を探す方が効率的です。
Fallback
国内で候補者が集まらないリスクは現実にあります。
見つかりにくい条件
切替の目安
求人媒体に掲載して1〜2か月、紹介会社に依頼して1か月程度で候補者の反応がない場合は、チャネルの追加か海外採用への切替を検討するタイミングです。
「もう少し待てば来る」と引き延ばすと、採用計画全体が後ろ倒しになります。国内採用と海外採用は並行して動かすことも可能です。国内で探しながら、並行して海外採用の準備(送出機関の選定、費用感の把握)を始めておくと、切替が必要になったときにスムーズです。
First Check
候補者が見つかったら、採用に進む前に次の項目を正式に確認します。
在留カードの表裏を確認する
在留期限までに申請準備が間に合うか逆算する
特定技能評価試験と日本語試験の合格証明を確認する
自社業務が対象分野・業務区分に入るか確認する
ここが曖昧なまま社内承認や契約に進むと、後から前提が崩れて手戻りが出ます。確認結果は採用担当だけで抱えず、現場責任者と共有してください。
Flow
候補者確認から在留資格変更、入社準備までを順番に進めます。
候補者の在留カードと在留期限を確認する
技能実習移行か、一般の国内切替かを切り分ける
対象分野と業務区分を確認する
雇用契約を固める
支援体制と届出担当を決める
会社書類と候補者書類を集める
在留資格変更許可申請に進む
許可後、入社日と届出スケジュールを確定する
書類を集める前に「その候補者を本当にこのルートで進めてよいか」の判断を終えることが重要です。Step 1〜3が曖昧なまま書類準備に入ると、やり直しになります。
Documents & Timing
収集主体を分けておくと、申請直前の不足を減らせます。
詳細な提出書類は申請区分や分野で変わるため、最終的には出入国在留管理庁の最新様式で確認してください。
在留期限から逆算して、申請準備を終えられるかが最も重要な判断軸です。「いつ入社できるか」よりも「在留期限までに間に合うか」で見てください。
After Prep
申請前から準備しておくと、入社初月の実務が崩れにくくなります。
国内在住者であっても、特定技能1号であれば支援義務は海外からの来日者と同じです。生活立ち上げの負荷は相対的に軽いものの、支援の内容自体は変わりません。申請前に、誰が面談記録を残し、誰が相談窓口になるかを決めておいてください。
FAQ
在留資格変更が認められれば可能です。ただし、在留資格の種類によっては変更申請ができない場合もあるため、事前に現在の在留資格を確認してください。
書類準備と審査の所要期間を考えると厳しい場合が多いです。在留期間更新を先に行い、期限に余裕を作ってから変更申請に進む方法もありますが、個別の状況によります。早い段階で行政書士や入管に相談してください。
可能です。求人媒体やハローワーク、自社ネットワークを使えば紹介手数料をかけずに採用できます。ただし、在留資格の確認や変更手続きは自社、または行政書士に依頼して対応する必要があります。
内定は可能ですが、在留資格変更の申請には試験合格が必要です。合格前に契約を進める場合は、不合格時の取り扱いを事前に決めておいてください。
はい。特定技能1号の申請には支援計画の提出が必要なため、支援体制を決めてから申請に進みます。申請後に決めようとすると手戻りが出ます。
支援体制の決め方を見る国内切替の流れが見えたら、次は在留資格変更の個別手続きと、支援体制の決め方を確認します。