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この記事には施行前の情報を含みます。省令・告示等の公布により内容が変更される可能性があります。最新の確定情報は各出典元でご確認ください。

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2026年の外国人雇用制度変更まとめ

育成就労制度の準備開始、特定技能の受入れ見込数改定、新規分野の追加、手数料改定など、2026年に押さえるべき変更点をまとめました。

最終更新日: 2026-03-31

Summary

主要変更点の一覧

2026年に影響する制度変更を時系列で整理

時期 変更内容 状態
2025年4月 在留手続の手数料改定 施行済
2024〜2028年度 特定技能の受入れ見込数改定(82万人) 決定済
2024〜2028年度 特定技能に新規4分野を追加 決定済
2026年4月 監理支援機関の許可申請開始 施行前
2026年9月 育成就労計画の認定申請開始 施行前
2027年4月 育成就労制度の施行 施行前
2026年度 特定技能の届出制度の見直し 施行前

Ikusei Shuro

育成就労制度の準備スケジュール

技能実習に代わる新制度の施行に向けたスケジュール

育成就労制度は2024年6月に改正法が成立し、2027年4月の施行に向けて準備が進んでいます。施行前の2026年から申請受付が段階的に始まるため、企業側も早めに対応を確認する必要があります。

1

2026年4月 -- 監理支援機関の許可申請開始

現行の監理団体が新制度の「監理支援機関」として許可を受けるための申請受付が始まります。企業が直接申請するものではありませんが、利用中の監理団体が許可を取得できるか確認が必要です。

2

2026年9月 -- 育成就労計画の認定申請開始

受入れ企業が育成就労計画の認定申請を行えるようになります。施行後すぐに育成就労で外国人を受け入れたい企業は、この時期から準備を進めます。

3

2027年4月 -- 育成就労制度の施行

技能実習制度が廃止され、育成就労制度が正式に始まります。既存の技能実習生は経過措置により、在留期間の満了まで従来の在留資格で就労を続けられます。

育成就労制度の詳細は省令・告示等で順次確定します。上記スケジュールは2026年3月時点の公表情報に基づいており、変更の可能性があります。

SSW Quota

特定技能の受入れ見込数改定

2024〜2028年度の5年間で82万人

2024年3月の閣議決定により、特定技能1号の受入れ見込数が2024〜2028年度の5年間で合計82万人に設定されました。前期(2019〜2023年度)の34.5万人から大幅に増加しており、政府として外国人材の受入れを拡大する方針が明確になっています。

期間 受入れ見込数 対象分野数
2019〜2023年度(前期) 34.5万人 14分野
2024〜2028年度(現行) 82万人 16分野

見込数は上限ではなく、受入れの目安となる数字です。ただし分野ごとの見込数を大幅に超える状況が続く場合には、制度の運用が見直される可能性があります。

New Fields

新規4分野の追加

自動車運送業、鉄道、林業、木材産業

2024年3月の閣議決定で、特定技能の対象分野に新たに4分野が追加されました。いずれも深刻な人手不足が認められた分野です。

分野 主な業務 所管省庁
自動車運送業 トラック、タクシー、バスの運転業務 国土交通省
鉄道 運転士、車掌、施設保全等 国土交通省
林業 造林、素材生産等 農林水産省
木材産業 製材、合板製造等 農林水産省

自動車運送業は日本の運転免許取得が前提となるため、受入れまでのリードタイムが他の分野より長くなる傾向があります。各分野の技能評価試験の実施スケジュールは、分野別協議会や所管省庁の公表情報を確認してください。

Fee Revision

在留手続の手数料改定

2025年4月施行済

2025年4月から在留関連手続きの手数料が改定されました。在留資格の申請・変更・更新に関わるコストが変更されているため、予算計画の見直しが必要です。

手続き 改定前 改定後
在留資格認定証明書交付 無料 3,900円
在留資格変更許可 4,000円 6,000円
在留期間更新許可 4,000円 6,000円
永住許可 8,000円 10,000円

特に在留資格認定証明書の交付が有料化されたことで、海外から人材を呼び寄せる際のコストが増加しています。複数名を同時に採用する場合はまとまった費用になるため、事前の確認を推奨します。

Notification

特定技能の届出制度の見直し

届出の頻度と内容が変更予定

特定技能の受入れ企業に義務付けられている各種届出について、制度の見直しが予定されています。現行では四半期ごとの定期届出が求められていますが、届出の頻度や様式が変更される見込みです。

現行の届出

  • --受入れ状況に関する届出(四半期ごと)
  • --支援実施状況に関する届出(四半期ごと)
  • --活動状況に関する届出(四半期ごと)

見直しの方向性

  • --届出頻度の変更(年1回への集約等)
  • --届出様式の簡素化
  • --オンライン届出の拡充

届出制度の見直しは省令改正を伴うため、確定時期は未定です。現時点では現行の届出義務を引き続き遵守してください。

Action Items

企業が確認すべきポイント

制度変更に対する実務上の対応

技能実習生を受け入れている企業

  • --利用中の監理団体が監理支援機関の許可申請を進めているか確認する
  • --現在の技能実習生の在留期間と経過措置の適用を整理する
  • --育成就労制度での受入れを検討する場合、2026年9月以降の認定申請に向けた準備を進める

特定技能で受け入れている企業

  • --届出制度の見直しが確定した際にすぐ対応できるよう、現行の届出体制を確認しておく
  • --在留期間更新の手数料が改定されているため、更新コストを再計算する
  • --新規4分野に該当する業種の場合、受入れの可否と要件を確認する

これから外国人雇用を始める企業

  • --在留資格認定証明書の交付が有料化されたことを踏まえ、採用コストを見積もる
  • --特定技能か育成就労か、時期と目的に応じた制度選択を検討する
  • --受入れ見込数の拡大により、採用市場の競争が変化する可能性を考慮する

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